小型救助車は、近年増加傾向にある地震災害や土砂災害などの突発災害で、交通網が麻痺し、一般的な消防車では現場への進入が困難となった場合でも、登坂能力・走破性に優れた高いオフロード能力を備えており、災害現場へ自走で進入が可能な消防車です。
車両底部の接触や障害物への乗り上げに陥りにくい車体設計となっており、約30°の登坂や、水深約40cmまでのオフロード走行が可能で、最高速度は約72km/hの走行性能を有するほか、タイヤを付属のクローラー(キャタピラー)に取り換えることで降雪時や砂浜での救助にも対応ができます。