○天草広域連合公共工事請負契約に係る指名基準の運用基準
平成13年7月2日
訓令第13号
指名基準の留意事項 | |
1 入札参加資格審査基準日以降における不誠実な行為の有無 | 以下の事項に該当する場合は、指名しないこと。 (1) 天草広域連合工事等請負・委託契約に係る指名停止等の措置要領(以下「指名停止要領」という。)に基づく指名停止期間中であること。 (2) 天草広域連合(以下「広域連合」という。)発注工事に係る請負契約に関し、次に掲げる事項に該当し、当該状態が継続していることから請負者として不適当であると認められること。 ア 工事請負契約書に基づく工事関係者に関する措置要求に請負者が従わないこと等請負契約の履行が不誠実であること。 イ 一括下請、下請代金の支払遅延、特定資材等の購入強制等について、関係行政機関等からの情報により請負者の下請契約関係が不適切であることが明確であること。 (3) 警察当局から広域連合長に対し、暴力団員が実質的に経営を支配する建設業者又はこれに準ずるものとして、公共工事からの排除要請があり、当該状態が継続している場合など明らかに請負者として不適当であると認められること。 |
2 入札参加資格審査基準日以降における経営状況 | 手形交換所による取引停止処分、主要取引先からの取引停止等の事実があり、経営状態が著しく不健全である場合は、指名しないこと。 |
3 入札参加資格審査基準日以降における工事成績 | (1) 天草広域連合工事成績評定要領に定める工事成績(以下「工事成績」という。)の平均が過去2年連続して60点未満である場合は、指名しないこと。 (2) 工事成績等が優良であるかどうかを総合的に勘案すること。 (3) 工事成績の平均が過去2年連続して90点以上であること、表彰状又は感謝状を受けていること等工事の成績が特に優良である場合は十分尊重すること。 |
4 当該工事に対する地理的条件 | 本店、支店又は営業所の所在地及び広域連合での工事実績等からみて、工事の施工特性に精通し、工種及び工事規模等に応じて当該工事を確実かつ円滑に実施できる体制が確保できるかどうかを総合的に勘案すること。 |
5 手持ち工事の状況 | 広域連合における工事手持ちの状況からみて当該工事を施工する能力があるかどうかを総合的に勘案すること。 |
6 当該工事施工についての技術的特性 | 以下の事項に該当するかどうかを総合的に勘案すること。 (1) 当該工事と同種工事について相当の施工実績があること。 (2) 当該工事の施工に必要な施工管理、品質管理等の技術的水準と同程度と認められる技術的水準の工事の施工実績があること。 (3) 地形、地質等自然的条件、周辺環境条件等当該工事の作業条件と同等と認められる条件下での施工実績があること。 (4) 発注予定工事種別に応じ、当該工事を施工するに足りる有資格技術職員が確保できると認められること。 (5) 技術情報募集型方式の場合においては、配置予定の技術者及び当該工事の施工計画等、意向確認型方式の場合においては、配置予定の技術者がそれぞれ適正であること。 |
7 入札参加資格審査基準日以降における安全管理の状況 | (1) 指名停止要領に基づく指名停止期間中である場合は、指名しないこと。 (2) 広域連合発注工事について、安全管理の改善に関し労働基準監督署等からの指導があり、これに対する改善を行わない状態が継続している場合であって明らかに請負者として不適当であると認められるときは指名しないこと。 (3) 安全管理の状況が優良であるかどうかを総合的に勘案すること。 (4) 広域連合発注工事について過去2年間に死亡者の発生及び休業8日以上の負傷者の発生がないこと等安全管理成績が優良である場合は十分尊重すること。 |
8 入札参加資格審査基準日以降における労働福祉の状況 | (1) 賃金不払いに関する通報が広域連合長にあり、当該状態が継続している場合であって明らかに請負者として不適当であると認められるときは指名しないこと。 (2) 広域連合発注工事について建設業退職金共済組合又は勤労者退職金共済機構と退職金共済契約を締結しているか、又は証紙購入若しくは貼付が十分かどうかを総合的に勘案すること。 (3) 建設労働者の雇用、労働条件の改善に取り組み表彰状を受けていること等労働福祉の状況が特に優良である場合は十分尊重すること。 |
(注) 入札参加資格審査基準日以降における状況等については、必要があると認めるときは、入札参加資格審査基準日以前の状況等も勘案し、当該状況等を判断できるものとする。
附則
この訓令は、公布の日から施行し、平成13年7月1日から適用する。