これから冬本番となります。そんな季節に欠かせないのが暖房器具です。しかし、毎年多くの火災事故が発生しています。「去年問題なかったし、今年もきっと使える。」そんな思い込みは事故の元。安全に冬を乗り切るためには、シーズン初めや日々の点検が欠かせません。 2020 年から2024 年までの5 年間にNITE(ナイト)に通知された製品事故情報※では、主な暖房器具の事故が596 件ありました。そのうち、石油ストーブ・ファンヒーター(以下、石油暖房器具)と電気ストーブ・ファンヒーター(以下、電気暖房器具)の事故が約8 割を占めています。 石油暖房器具及び電気暖房器具について、次の点検ポイントと注意ポイントを確認し、事故を未然に防いで安全に冬を過ごしましょう。暖房器具の事故を防止するために、点検方法や使用方法のポイントを紹介します。
石油暖房器具の4つの点検ポイント- 1 ほこりがたまっていれば取り除く。
- 2 対震自動消火装置が正しく作動するか確認する。
- 3 燃料は新しい灯油を使い、昨シーズンの灯油を使用しない。灯油とガソリンは別の場所で保管するなど、誤給油を防ぐための対策を徹底する。
- 4 カートリッジタンクの給油口ふたが確実に閉まっていること、漏れがないかを確認する。
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電気暖房器具の4つの点検ポイント- 1電源コードや電源プラグが変形・破損していないか、コンセントがたこ足配線になっていないかを確認する。
- 2本体に変色や変形等の異常がないかを確認する。
- 3転倒時オフ機能(転倒時オフスイッチ等)が正常に作動するか確認する。
- 4製品がリコール対象製品ではないか確認する。
暖房器具使用中の注意ポイント |